平野と山地のコントラストが美しい都市である福岡県直方市。直方市のふるさと納税返礼品には、もち吉の「力水」と直方の銘菓「成金饅頭」があります。
力水は、名水百選に選ばれた水で、もち吉のお餅に使われています。成金饅頭は、白餡とうずら豆の絶妙なハーモニーが楽しめる銘菓です。筑豊の歴史と文化が息づく直方市は、他にもおすすめの特産品が盛りだくさん!
今回はそんな直方市のふるさと納税返礼品を、おすすめスポット情報を交えてお伝えしていきます。
山と川に囲まれた筑豊(ちくほう)の中心都市「直方市」
福岡県直方市は、九州地方の北部にあるハートの形をした市です。筑豊地方の北端に位置し、北九州市と隣接しています。市の中心部は平野地形で、遠賀川が流れています。市の東部には福智山を中心に山地が広がり、自然豊かな景観を楽しめます。
直方市は、江戸時代には長崎街道の宿場町として栄えました。明治時代には石炭の産地として発展し、筑豊三都の一つに数えられました。現在は、製造業や商業などの産業が盛んです。
<福岡県直方市の基本情報>
総人口 | 55,000人 |
総面積 | 62平方キロメートル |
特産品 | 米・野菜・いちご・花・高取焼・成金饅頭・もち吉の煎餅・はちみつなど |
ご当地キャラクター | 直方のご当地グルメキャラクター「焼きスパマン」 チューリップをイメージした「チュリエル」や「リプエル」 水の妖精「アクア坊や」 猫の「ニャトソン」 ぼりたへえくんなど |
福岡県直方市の水事情
遠賀川は、福岡県内で最も長い川で、水資源や水運の重要な役割を果たしてきました。しかし、遠賀川は、梅雨時に多量の雨水を受けると、しばしば氾濫を起こす危険な川でもあります。
そのため直方市では、河川改修工事・堤防の整備・遠賀川河口堰の建設など、洪水対策に取り組んできました。また、直方市は、遠賀川の水を利用して、水道水や農業用水を確保しています。
以上のように、直方市は、遠賀川の水を大切に使いながら、水害から市民の生命と財産を守るために、水事情に関するさまざまな取り組みを行っています。
福岡県直方市の水にまつわるスポットをご紹介!
直方市は遠賀川の中流域に位置し、水の豊かな都市です。水辺で楽しめるスポットなど、水に関する魅力があります。ここでは、竜王の滝ともち吉三連水車を紹介します。
緑と水に抱かれるスポット|竜王峡(りゅうおうきょう)キャンプ村と竜王の滝
1つ目のスポットは、福岡県直方市にある自然豊かなキャンプ場とその近くの滝です。竜王峡キャンプ村は、福智山(ふくちやま)を流れる近津川(ちかつがわ)上流に位置し、3つの滝と渓流が特徴です。
この辺りは子どもたちの遊び場となっていて、ヤマメつかみ取り大会なども行われています。
キャンプ村
竜王峡キャンプ村は、直方市が運営し、夏季の間オープンしているキャンプ場です。利用料はリーズナブルで、駐車場や温水シャワーもあります。木と水に囲まれて、夏場でも涼しいキャンプ場です。
テントサイトのほかにも、バンガローやロッジなどの宿泊施設に、バーベキュー場や炊事施設などの設備があります。竹灯籠(たけとうろう)まつりでは、キャンプ場が幻想的な雰囲気になります。
竜王の滝
キャンプ場内には竜王の滝があり、竜王峡のシンボルとなっています。滝から流れる小川は水遊びや釣りが楽しめるスポットです。
竜王峡は、遠賀川(おんががわ)支流が創る深い谷であり、二の滝・三の滝もあります。また、滝の入口には、水の神である神秘的な雰囲気の「竜王神社」も佇んでいます。
朝倉の名工が造ったシンボル|もち吉三連水車
もち吉三連水車は、直方市の中心部にあるもち吉の本社の敷地内にある水車です。もち吉と三連水車は、直方市の観光スポットとしても人気があります。
三連水車は、朝倉の三連水車を引き継ぐ名工につくってもらったものです。直径8・6・5メートルの水車は、もち吉のシンボルです。
水車茶屋
もち吉直方本店横の水車茶屋は水にこだわった、四季折々の旬の食材を使った日本料理や喫茶メニューが味わえます。三連水車を見ながら、ゆっくりと食事ができます。
水車うどん
もち吉は、三連水車のあと、直径15メートルの大きな水車を国道200号沿いにつくりました。その近くで、水車うどんを運営しています。揚げの中にもちが入ってる、いなりあげうどんが名物です。
福岡県直方市ふるさと納税返礼品
福岡県直方市は、ふるさと納税の返礼品として、市の特産品や名産品を提供しています。
- 米や野菜
- 畜産物
- 高取焼
- 成金饅頭
- もち吉の煎餅
- みね屋のこんぶ漬
など、多彩なラインナップがあります。どれも、おすすめの返礼品です。その中から、もち吉の「力水」と直方の銘菓「成金饅頭」をご紹介します。
自治体HPのふるさと納税ページのリンク
力水|もち吉
力水は、もち吉のグループ会社が製造する天然水で、「水源の森百選」に選ばれた名水です。福智山の地下水を汲み上げて、ろ過や殺菌を行った後にボトリングしています。力水は、おいしいだけでなく、健康にも良い水で大相撲の力水としても有名です。
硬度は110mg/Lで、まろやかで飲みやすい水です。ふるさと納税の返礼品としては、1ケース40本入りの500mlペットボトルが送られます。
天然水の品質
福知山の伏流水と呼ばれるもので、九州の自然が育んだ名水です。地下の岩盤によって700年かけて濾過された軟水で、ミネラルバランスが良いという特徴があります。この水には、
- カルシウム
- マグネシウム
- ナトリウム
- カリウム
などの豊富なミネラルが溶け込んでいます。
力水はクセがなくまろやかで、お茶やコーヒー、料理などにも使える万能な水です。また、そのまま飲用できるので、水道水やミネラルウォーターとは違った味わいを楽しめます。力水で炊いたご飯は、ふっくらとしておいしいのでおすすめです。
米菓・和菓子との相性
力水は、もち吉の米菓や和菓子の製造にも使われています。この水は、米や小麦粉などの原料とよくなじみ、水分量や温度にも敏感に反応するからです。
もち吉のちから水で作られた米菓や和菓子は、力水の甘みや旨みが引き出されています。力水ともち吉の米菓や和菓子を一緒に楽しめます。
成金饅頭(なりきんまんじゅう)|まとや
成金饅頭は、直方市の銘菓として有名な手焼きのまんじゅうです。
現在は、
- まとや
- 大石
- 喜久屋
- 博多屋
の4軒で創られています。白餡(しろあん)の中には原料のうずら豆の食感が残り、生地はモチモチして弾力があります。一種のどら焼きとも言えるお菓子です。
ふるさと納税の返礼品としては、大1個小12個詰合せなど3種類揃えています。
歴史があるお菓子
成金饅頭は、ある青年が、日露戦争の最中に直方の石炭ブームに乗って、大量にうずら豆を仕入れたことから始まりました。戦争が終わると同時に豆の需要がなくなり、困り果てた青年は饅頭を作って売ることにしたのです。その饅頭が思いがけず人気になったのが成金饅頭の始まりだと言われています。
明治時代に始まったと言われている成金饅頭は、日本の近代化や産業化の歴史を感じさせます。また、成金饅頭は、地元の人々の生活や文化に深く根付いており、贈答用や結婚式の引出物にも使われるほど人気です。
縁起がいいお菓子
成金饅頭には、「ねじり梅」の焼印が押されています。梅は福岡県の県花であり、縁起の良い花とされているからです。生地の色は黄色で、白餡とのコントラストも美しいです。
サイズは、一口サイズから超大型まであり、お祝いや仏事用の印も押せます。大きなサイズのものは、贈答用や結婚式の引出物にも使われます。以上のように、用途に合わせて選べるのが魅力です。
実は、大きいサイズの方が元々の形で、「丸くおさめる」縁起物とされています。成金饅頭は、贈答用や結婚式の引出物にも用いられる人気のお菓子です。
緑と水に抱かれたハートのまち「直方市」を応援しよう!
直方市は、筑豊の歴史と自然を感じられる魅力的なまちです。炭鉱や鉄道の遺産、美しい山々や川、豊かな文化や食べ物など、多彩な魅力があります。直方市の未来を応援するために、ふるさと納税してみませんか?
直方市からは、特産品や体験など、さまざまな返礼品が用意されています。ふるさと納税を通してぜひ、直方市の魅力を味わってください。