「愛犬を家のお風呂に入れたいけど、どう入れてあげて良いかわからない」
「犬のシャンプー時の注意点を知りたい!」
気になる愛犬のお風呂の入れ方や注意点など、あなたも気になっていませんか?トリミングサロンにお任せするのも良いですが、できれば家のお風呂に入れたいあげたいですよね。
そこで本記事では「犬のお風呂の入れ方7つの手順」をお伝えしていきます。
- お風呂に必要なグッズを準備する
- あらかじめお風呂に慣らしておく
- 全身をブラッシングする
- 地肌までしっかり濡らしておく
- 犬用シャンプーで優しく洗う
- 犬用リンスで優しくすすぐ
- ドライヤーで念入りに乾かす
温度や頻度、注意点なども含めて、盛りだくさんの内容でお伝えしますので、ぜひ最後までお見逃しなく!
犬のお風呂はいつから?子犬でも大丈夫!
子犬は生後2ヶ月頃に接種する1回目のワクチンから2週間後であれば、お風呂に入れてあげることができます。
しかし、成犬でも体力を使ってしまうお風呂は、子犬にとって負担であることは間違いありません。
子犬にとって適切な温度である35℃ぐらいをキープして、できるだけ早く終わらせることがポイント。少し汚れが目立つと感じた場合は、ウエットティッシュなどで軽く拭くぐらいに留めておきましょう。
犬のお風呂の入れ方7つの手順
ここからは「犬のお風呂の入れ方7つの手順」を紹介していきます。
あなたの愛犬をお風呂に入れる時の参考に、ぜひじっくり読み進めてくださいね♪
1. お風呂に必要なグッズを準備する
愛犬をお風呂に入れる前に、お風呂に必要なグッズを準備することから始めましょう。
以下でお風呂に必要なグッズを紹介していきますので、まずは家にあるか確認してみてくださいね。
- 犬用シャンプー・リンス
- コーム・ブラシ類
- 泡立てのネット
- 泡立てる際のボウル
- 体を拭く用のタオル
- ドライヤー
- 耳栓(あれば)など
シャンプー・リンスで迷っている方は、周りの愛犬家や獣医師に相談したり、ネットのクチコミなどを参考にすると良いですよ。
2. あらかじめお風呂に慣らしておく
愛犬をお風呂に入れる前にひとつ忘れてはいけないのが、お風呂に慣らしてあげることです。
私たち人間も触れられると嫌な体の部分ってありますよね。犬も人間と同じように、1度嫌だと感じたことに対して苦手意識が出てしまう可能性も!
そんなお風呂に対しての苦手意識を持たせないように、体に触れることに慣れてもらう必要があります。
お風呂場という空間に入るだけでストレスを感じてしまう犬もいるので、お風呂場で好きなおやつを与えるなど、緊張感をほぐしながら徐々に慣らしてあげましょう。
3. 全身をブラッシングする
愛犬がお風呂の空間に慣れてきたら、いよいよお風呂に入れる準備です。できればお風呂に入れる前日などに、くまなくブラッシングをしてあげてください。
毛玉・もつれ・抜け毛などをしっかり取り除くことで、愛犬の皮膚トラブルの回避に繋がります。毛に付いた汚れをブラッシングで落としてあげることで、きれいに洗えるように備えてあげることがポイントです。
犬の毛がもつれて毛玉がある状態だと地肌まできちんと洗ってあげることができないので、いきなり水をかけるのはやめましょう。
4. 地肌までしっかり濡らしておく
ブラッシングをしっかり行うことができたら、次はいよいよお風呂で濡らしていきましょう。子犬であれば前述したとおり35℃ぐらいの温度で、成犬は30℃ぐらいのぬるま湯を意識することがポイント。
お湯が準備できたら、しっかりと地肌まで濡らしていきます。シャワーや洗面器を離してかけることで、犬の耳や目に入ってしまったり、びっくりさせてしまう恐れがあるので注意が必要です。
シャワーのヘッド部分、又は洗面器をできるだけ犬の体に密着させた状態をキープして、地肌までしっかり濡らしてくださいね。
5. 犬用シャンプーで優しく洗う
しっかり地肌まで濡らしたら、泡が目・鼻・口・耳などに入らないように、シャンプーで優しく洗ってあげましょう。以下で洗い方をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 表面の汚れを落とすために、水で薄めたシャンプーで水分と泡で全身くまなく下洗いする
- ネットで泡立てたシャンプーで、なでるように馴染ませてさっと洗い流す
- シャンプーをぬるま湯に溶かして泡立てる
- 背中→胸→お腹→お尻をなでながら洗う
- 内股→足→指の間→かかとをくまなく洗う
- 頭→おでこ→耳のフチなどを優しくもみながら洗う
- 目に入らないように、顔周りを毛並みに沿って洗う
犬を洗う時は、生卵を触るような感覚で「優しくなでながら洗う」のがポイントです。
6. 犬用リンスで優しくすすぐ
全身をシャンプーをしっかりとすすぎ、顔周りをガーゼなどで優しく泡を落とした後は、犬用のリンスで優しくすすいでいきましょう。
犬用リンスをすることで犬の毛がなめらかになる他、気になるもつれや毛玉の予防に繋がります。
そんな予防をするために、リンスをぬるま湯で薄めてしっかり洗い流すか、洗い流さないリンスを体に馴染ませてあげることをおすすめします。
皮膚が弱くベタつきが気になる犬は、獣医師に相談してシャンプー・リンスの代わりになるものを選ぶこともおすすめです。
7. ドライヤーで念入りに乾かす
お風呂から出た後は、愛犬の水気を取るためにタオルで優しくドライしてあげてからドライヤーで乾かしましょう。
タオルでしっかり水気を取っておくことで、ドライヤーをかける時間を短くすることに繋がります。ドライヤーをする時は2~3秒ごとに温風・冷風を交互に切り替えながら、犬の体から30cm離して行うことが重要。
犬がドライヤーに慣れていない場合は、犬を抱っこする人とドライヤーを当てる人で分けてみると良いですよ。
ドライヤーの音が苦手な犬の場合は、リードで繋いで体を固定しながら乾かしてください。この時、犬に負担をかけないように、早く終わらせてあげることが大切です。
犬をお風呂に入れるための注意点
ここからは、犬をお風呂に入れるための注意点を紹介していきます。
- 温度はぬるま湯がいい?熱すぎないように注意!
- シャンプーの頻度は?やりすぎには注意!
- 目や耳に水が入らないように注意!
- 愛犬に無理をさせないように注意!
「犬のお風呂の入れ方7つの手順」にもリンクした内容となっているので、引き続きご覧ください。
温度はぬるま湯がいい?熱すぎないように注意!
すでに紹介しましたが、犬のシャンプー時の温度は子犬が35℃、成犬については30℃ほどのぬるま湯がおすすめ。
人間にとっては適切な温度でも、犬にとっては熱くてやけどをしてしまう恐れがあります。
愛犬に心地良いと思ってもらえるぬるま湯に設定して、お風呂時間も楽しんでもらことが1番ですよ。
シャンプーの頻度は?やりすぎには注意!
シャンプーの頻度は、10日に1回ぐらいが望ましいといわれています。とはいえなるべくきれいにしておきたいですよね。
犬の皮膚はとてもデリケートです。シャンプーをしすぎることで、必要な皮脂を落としてしまう恐れがあります。
どうしても愛犬の臭いが気になってしまう…という場合は、シャンプーはせずお湯だけで洗うことをおすすめします。
目や耳に水が入らないように注意!
少しお伝えしましたが、犬のシャンプーを洗い流す時は、目や耳に水が入らないように注意してあげることが大切です。
目に多少水が入ってしまうのは仕方ないですが、嫌がってしまう犬も多いので気をつけましょう。
しかし耳に水が入ってしまうと、カビや外耳炎などの疾患に繋がってしまいます。目や耳のデリケート部分は、水が入らないように流してあげることが大切です。
愛犬に無理をさせないように注意!
愛犬をお風呂に入れる時に1番大切なのは、愛犬に無理をさせないことです。
嫌がる愛犬を無理矢理押さえつけてお風呂に入れたり、体調が悪い時にお風呂に入れてしまうことで、お風呂に対して嫌な思い出を植え付けてしまいます。そうすることで、お風呂を嫌いになってしまう可能性も!
愛犬のペースに合わせて、ゆっくりお風呂の空間に慣らしていくことが大切ですよ。
家でお風呂が難しい場合はプロに頼みましょう!
ブラッシングやお風呂が嫌いで、暴れたり興奮してしまう犬の場合は、プロのトリマーさんに頼むと良いでしょう。
あまり興奮させてしまうと、体調を悪化させてしまう恐れもあります。そういった犬は、動物病院と一緒になったトリミングサロンをおすすめします。
愛犬の体調を最優先して、相談しながらお風呂に入れてあげることが大切です。
犬の体調に合わせてお風呂に入れましょう!
この記事では「犬のお風呂の入れ方7つの手順」を紹介してきましたが、犬をお風呂に入れる際、気を付ける点がたくさんあることがわかりましたね。
最後に今回の記事の内容をまとめていきますので、実践していくために振り返ってみましょう。
- お風呂に必要なグッズを準備する
- あらかじめお風呂に慣らしておく
- 全身をブラッシングする
- 地肌までしっかり濡らしておく
- 犬用シャンプーで優しく洗う
- 犬用リンスで優しくすすぐ
- ドライヤーで念入りに乾かす
犬をお風呂に入れる時は、ゆっくり焦らず慣らしてあげることが大切。この記事を読んで、愛犬とのお風呂時間を楽しんでいただけたら幸いです。