蒸し器を使いこなして料理マスターに!基本の使い方からアウトドアまでご紹介!

蒸し器 肉まん
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「蒸し器の種類が多くて、どれを選んだらいいか分からない」

「電子レンジの加熱調理と何が違うんだろう」

「蒸し器は家でしか使えないイメージだし、収納の場所を取りそう」

と疑問に思いますよね。

本記事では、蒸し器の魅力について以下の内容を詳しく解説します。

  • 蒸し器の種類4つと使用方法
  • 蒸し器のメリット・デメリット
  • 蒸し器で作りたいお手軽レシピ3種類
  • 種類別|蒸し器のお手入れ方法
  • 蒸し器の代用が可能な調理器具4つ

この記事を読むことで、蒸し器の魅力について知識が深まり、ご自身に最適な蒸し器の選び方や長く楽しめるメンテナンス方法を知ることができます。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

機能性万能な蒸し器4種類を紹介

Steamer with broccoli, beans and mushrooms

まずは調理に大活躍する蒸し器4種類を以下の流れでご紹介します。

  • 鍋タイプ|大容量調理に最適
  • プレートタイプ|片付けが楽ちん
  • 電気タイプ|手軽さNO.1
  • せいろ|香りも楽しめる

各製品の特徴や使い方を知って、ご自身にぴったりな蒸し器を選ぶ参考にしてみてください。

ここから詳しく解説します。

鍋タイプ|大容量調理に最適

たくさんの蒸し料理を一度に作りたい方には、鍋タイプの蒸し器をおすすめします。

2段式・3段式となっているものもあり、1度に多くの食材を蒸すことができますよ。時間の節約が叶うことから、大家族のご家庭やホームパーティを行う際に大活躍するでしょう。

なお、鍋タイプの蒸し器の使い方は以下の通りです。

  1. 事前に熱湯を沸かしておく
  2. 蒸し器の蓋に布巾をしっかり巻く
  3. 2を取っ手の部分に縛りつけておく
  4. 蒸し器の下段に1を7分目まで注ぎ、沸騰させる
  5. 蒸し器の上段に食材を入れて加熱する(お湯の残量を確認しつつ、少ない場合は足し入れる)
  6. 加熱が終わったら、蒸し器の奥側に蒸気を逃がすようにして蓋を開ける

鍋タイプには、ガスコンロ対応およびIH対応に分かれます。ご自宅のキッチン環境をよく確認したうえで購入しましょう。

プレートタイプ|片付けが楽ちん

片づけや手入れを簡単に済ませたい方には、プレートタイプがおすすめです。

鍋タイプとは異なり、ご家庭にある鍋やフライパンに入れて使用します。コンパクトな作りになっているため、収納に困らないのも嬉しいポイントですね。

プレートタイプの使い方は以下の通りです。

  1. 鍋に水を入れプレート蒸し器を置く
  2. 1に食材を入れ、フタをして蒸す

プレートタイプは「蒸し器の使用頻度は少ないけど、料理の幅を広げたい」という方にぴったりな蒸し器といえるでしょう。

電気タイプ|手軽さNO.1

電気タイプの蒸し器は、手軽に蒸し料理を楽しみたい方ににおすすめです。

ガスコンロのように火加減を見る必要がないため、夏場にキッチンで汗を流すこともありません。
また、電気タイプの蒸し器は、水と食材を入れてスイッチを押すだけで調理できます。時間を有効活用できるのは嬉しいポイントですね。

ただし、電化製品に分類されることから丸洗いできず、少々手入れがしづらいと感じる人もいるので注意しましょう。

せいろ|自然な水分調整

せいろタイプの蒸し器は、水分調整が自然とできることが特徴です。

野菜はもちろん、お米やパンなどの調理も手軽にふっくら仕上げられます。
また、せいろに使用されている木の温もりや香りを楽しみながら蒸した食材をおいしく調理できます。

せいろを使用する手順は以下の通りです。

  1. 蒸す前にせいろに軽く水をかけて濡らしておく
  2. お鍋に水を8~9分目くらいたっぷり入れて沸かす
  3. 食材を入れたせいろをお鍋に設置して蒸す(火加減は強すぎず弱すぎず)
  4. せいろのフタから蒸気が上がっている状態をキープしつつ蒸し状態を確認する

せいろは、本格的に蒸し料理を楽しみたい方におすすめの蒸し器です。

ただし、せいろの香りが食材に移りやすいため、デザートや繊細な料理を作る際には注意しましょう。

蒸し器のメリット・デメリット

メリットデメリット

次に、蒸し器を使用するメリット・デメリットを紹介します。流れとしては以下の通りです。

メリット1:温まり方が均等
メリット2:食材のおいしさを引き出せる
デメリット1:調理時間が長い
デメリット2:一度にたくさん加熱できない

蒸し器で調理することで、食材本来の旨味を引き出すことが可能です。
ただし、調理に手間がかかる特徴があるため、時間に余裕を持って使用したい調理器具といえます。

ここから詳しくご紹介します。

メリット1:温まり方が均等

蒸し器で調理する場合、電子レンジ調理と比べ食材の温まり方にムラができないというメリットがあります。

電子レンジは、食材が含んでいる水分を直接加熱して調理します。食材の内側から急激に温度が上昇するため、温まり方にムラができてしまいます。
特に低温で固まる卵料理は、仕上がりにムラができやすい傾向があります。

プリンや茶碗蒸しは、電子レンジより蒸し器を使う方が最適といえます。均一に熱が通り、しっとりなめらかな仕上がりになりますよ。

メリット2:食材のおいしさを引き出せる

蒸し器で調理することで、食材そのものの美味しさを引き出し、より美味しく感じられるというメリットがあります。

東京ガス都市生活研究所が行った比較実験によれば、蒸し器を使った調理は鍋ゆでや電子レンジに比べ、水分や脂が保たれたジューシーな仕上がりになることがわかります。

つまり、蒸し料理は「脂を落としてヘルシー」というよりも「肉汁の流出を少なくして柔らかく仕上げる」といえるでしょう。
また、蒸し器で調理したさつまいもは、水分の減少が少なくしっとりした仕上がりになることが報告されています。

調理後のさつまいもに含まれる麦芽糖の量を比較しても、蒸し器が最も多いです。麦芽糖は、水と食材に含まれるアミラーゼが長時間かけて反応することで生成されます。

つまり蒸し器は、食材に水を与えながら調理することで美味しさを引き出し、柔らかく仕上げる万能な調理器具といえますね。

デメリット1:調理時間が長い

蒸し器は蒸気を利用してじっくり熱を通す仕組みなので、電子レンジや鍋ゆでよりも調理時間がかかってしまいます。
なぜなら、蒸気を利用して食材を低温度でじっくり温めるからです。時短したい場合は、電気タイプの蒸し器を活用することをおすすめします。

デメリット2:一度にたくさん加熱できない

上述したように、蒸し器は一度にたくさんの食材や料理を投入できないというデメリットがあります。

場合によっては複数回に分けて調理するため、エネルギーコストもかかってしまうでしょう。
ただし、食材の見た目をキレイに保ちつつ美味しく調理できるため、調理に失敗したくない方にはおすすめです。

野菜・お肉だけじゃない!蒸し器を活用した料理3選

肉まん

ここからは、蒸し器を活用した料理を3つ紹介します。内容は以下の通りです。

  • 蒸しパン
  • シュウマイ
  • アクアパッツァ

ご家庭ではもちろん、アウトドアでも楽しめる料理をピックアップしています。調理の場面に合わせて蒸し料理をセレクトできるようになりましょう。

ここから順にご紹介します。

蒸しパン

薄力粉はもちろん、ホットケーキミックスを使えば手軽に蒸しパンを作れますよ。

卵を使うレシピがほとんどであるため、蒸し器を使用することでふわふわしっとりに仕上がります。アレンジもしやすいため、お子様と一緒に作るのにも最適なレシピですね。

シュウマイ

シュウマイを蒸し器で蒸すことで、お肉本来のジューシーな味わいを感じることができます。

ご飯のおかずや、おつまみにも最適なシュウマイですが、アウトドアの場面で取り入れることもおすすめです。焼肉とは違う料理の楽しさを味わうことができますよ。

アクアパッツァ

蒸し器はお肉に限らず、お魚を美味しく蒸すことも可能です。

中でも蒸し器で作るアクアパッツァは、お魚と野菜を一緒に蒸すため食材それぞれの美味しさを存分に感じられますよ。
メインディッシュとしても振る舞えるため「複数品目準備するの大変…」「今度のホームパーティ何にしよう」と悩んでいる方は、ぜひ作ってみてください。

蒸し器のお手入れ方法

竹 せいろ蒸し器

蒸し器のお手入れ方法は、蒸し器の種類によって異なります。

例えば、金属製の蒸し器の場合は中性洗剤とスポンジを使って汚れを落としましょう。汚れがこびりついて取れない場合は、硬めのスポンジたわしや歯ブラシを使いましょう。

せいろの場合は、洗剤の使用を控えて食洗機を使うことも避けましょう。
せいろは基本的に、水またはお湯とたわしで洗います。布巾を濡らして拭いた後、陰干しして乾かす方法もオススメです。どうしても汚れが落ちない場合は、食器用の中性洗剤で優しく洗いましょう。

また、せいろは木材を使用して作られているため、しっかり乾かさないと腐ってしまいます。よく乾燥させてから収納するようにしましょう。

蒸し器の代わりになるもの4つ

キャンプ焚き火

続いて蒸し器の代替として活躍する調理器具をご紹介します。具体的には以下の4つです。

  • 深さがあるフライパン
  • 煮物だけじゃない圧力鍋
  • 電子レンジでお手軽シリコンスチーマー
  • アウトドアに大活躍するメスティン

ご家庭に限らず、キャンプやグランピングにも活躍する調理器具についても解説します。ぜひ参考にしてみてください。

深さがあるフライパン

フライパンは焼いたり炒めたりに限らず、蒸し料理を作ることもできます。深さがあることで、肉まんや小籠包などの高さがある料理も手軽に蒸せますよ。

フライパンの中にケーキ網や平たいお皿を設置し、かからない程度の水をフライパンの中に張って蒸します。
平たいお皿を使う際は、食材がくっつかないようにクッキングシートを敷いてから食材を乗せましょう。

煮物だけじゃない圧力鍋

圧力鍋は食材を蒸すことにも活用できる便利な調理器具です。野菜を圧力鍋で蒸すことで、じゃがいもや枝豆など、厚みがある野菜をほくほく食感に仕上げることができますよ。

300ccの水を圧力鍋に入れて、蒸しましょう。火加減は加圧するまでを強火、加圧後は中火にして加熱します。

また、圧力の切り替えができる場合は低圧を選択しましょう。野菜の歯ごたえを程よく残せます。
鍋や電子レンジで蒸す野菜とは、ひと味違う美味しさを堪能してみてください。

電子レンジでお手軽シリコンスチーマー

シリコンスチーマーなら、レンジと併用することで簡単に蒸し料理を作れます。
食材の下ごしらえにも使えるため、万能な調理器具といえますね。
ただし、シリコンスチーマーに入れた食材をそのまま加熱すると、パサついてしまう場合があります。大さじ2杯程度の水を振りかけてから加熱しましょう。

また、数種類の食材を同時に蒸す場合は、火が通りにくいものを上に乗せて加熱しましょう。

例えば、肉と野菜を蒸す場合なら、野菜の上に肉を重ねて加熱しましょう。
電子レンジ調理の悩みである熱通りのムラを防げますよ。

アウトドアに大活躍するメスティン

メスティンを使うことで、ご飯を炊くだけでなく蒸し料理を作ることもできます。

網を内部に設置することで、食材が焦げつくこともありません。網から5mm程下まで水を張り、中火で加熱しましょう。
調理の幅も広がり、キャンプや登山先で肉まんや餃子を楽しめますね。ぜひ試してみてください。

蒸し器を活用して料理の幅を広げよう!

蒸し器を使用した料理

本記事では、蒸し器の種類や使い方、代替できる調理器具などをご紹介しました。

蒸気を使って調理する蒸し器は、アルミ製や木製、電化製品などのさまざまなタイプが登場しています。
また、代替の調理器具を活用することで、ご家庭に限らずアウトドア先でも蒸し料理を楽しめる魅力があります。

どんな料理を作るか、どんな場面で使用したいかを想像しながら選ぶのも楽しみの1つでしょう。
今回紹介した内容を参考にして、ご自身に最適な蒸し器を取り入れてみてください。

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