ダイエット中、食べていないのに体重が増えていたということはありませんか。
食べていないのに体重が増えたのは、水太りが原因かもしれません。
水太りは、生活習慣の乱れや運動不足からおこります。
代謝が落ちたり血液がドロドロになることによって体の中に老廃物が溜まり、水太り(むくみ)になるのです。
では、水太りになるとどんな症状が現れるのでしょうか。
この記事では
・水太りの原因や症状
・水太りの解消方法
について書いています。
水太りとは?水を飲んで太るということじゃなかった
水太りとは水を飲みすぎて太ることを言うのでしょうか?
実は違います。
水は0キロカロリーなので水を飲んでも太るということはありません。
水を飲んで太ったと感じるのは、水の重さで一時的に重くなっただけです。
本当の意味での水太りとは、体の中に老廃物が溜まり体がむくんでしまうことを言います。
体内の水分の割合は決まっていて、常に一定です。
通常なら体の中の水分は汗や尿などで体外に排出されますが、代謝が悪くなると不要な水分も体の中に溜め込んでしまいます。この水分が老廃物と呼ばれ、水太りの原因となるのです。
また、体の中の水分が不足することでも水太りはおこります。
水分が不足すると血がドロドロになり老廃物を流すことができません。
結果、老廃物が溜まることで水太り(むくみ)となって体重が重くなるのです。
水太りの原因は体に老廃物が溜まっているから
先ほども書きましたが、水太りの原因は代謝が悪くなることで体の中に老廃物が溜まることです。
なぜ代謝が悪くなるのかというと、運動不足や長時間座りっぱなしでいるなど同じ体勢でいることが考えられます。
例えば長時間のデスクワークをしていると、座りっぱなしの状態が続くので血流が悪くなり代謝が落ちるのです。リンパが詰まり血流が悪くなることで老廃物が溜まります。
また、砂糖や塩分の摂りすぎなども水太りの原因になります。
体の中の塩分濃度は水分と一緒で割合が一定になるように保たれています。
砂糖や塩分を多く摂ってしまうと、体が水分を溜め込んで塩分濃度を一定にしようと働くのです。
そのことによって本来なら外に排出されるはずの水分が老廃物として溜まり、水太りになります。
水太りの症状とは?
水太りの症状は、主にむくみです。むくみは下半身に出やすいのが特徴ですが、顔がむくむ場合もあります。
また、体が重くてだるいという場合も水太りの症状です。胃腸が弱っているため疲れやすく感じます。
水太りは水分の重さが重力によって下に下がってくるので、上半身より下半身・朝より夕方ごろにむくみを感じやすくなるのです。
水で増えた体重はいつ戻るの?
水を飲みすぎると、一時的に体重が増えることがあります。
これは水の重さで増えただけで、
水は0キロカロリーなので脂肪になることはないのです。
水太りを解消するにはどうしたらいいのか
水太りは水を飲んで太るということではなく、むくみということが分かりました。
では、水太りを解消するにはどうしたらいいのでしょうか。
水太りを解消するには、まず代謝を良くすることが大切です。
代謝が良くなると血のめぐりが良くなり、体が冷えにくくなります。
血がサラサラになると老廃物を一緒に流してくれるので、むくみにくい体になるのです。
1. 水をこまめにたくさん飲んで老廃物を出す
水を飲むことで体の中の老廃物を流してくれます。
大人の女性なら1日1.5L~2L程度を目安に飲むと良いでしょう。
一気に飲むとむくみやすくなるのでこまめに飲むことがポイントです。
また、常温の水や白湯を飲むことで体を温め、冷えにくくします。
冷たい水だと体が冷えてしまい代謝が悪くなるので、常温以上の温度がおすすめです。
2. マッサージやストレッチをして血行を良くする
長時間同じ体勢でいたり、ずっと座っていると、血流が悪くなりむくみの原因になります。
ふくらはぎ部分をマッサージしたり、ストレッチをして血行を良くすることもおすすめです。
太ももの付け根から足先に向かってリンパを流すことを意識してマッサージをすると、むくみが取れます。
また、スクワットや柔軟体操など、室内でも簡単に出来る運動も効果的です。
デスクワークが続くようなら、1時間に1回程度足を動かすようにしましょう。
足首をグルグル回したり、かかとを地面につけたまま足先を90度持ち上げたりするだけでも効果はあります。
3. 体を冷やさないようにする
代謝を良くするには、体を冷やさないように意識することが大事です。
体が冷えることで代謝が悪くなり、むくみの原因になります。
冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると体が冷えてしまうので、なるべく温かいものを選ぶようにしましょう。
また、冷房の効きすぎた部屋にいると体が冷えてしまいます。
寒いと感じる場合は、上からカーディガンなどの羽織りものを身に着けるなどして体が冷えないように気をつけてください。
4. 塩分を摂りすぎないように食事に気をつける
塩分を摂りすぎることもむくみの原因になります。
塩分を摂りすぎると体の中の塩分濃度が濃くなるため、それを薄めようと体が水分を溜め込もうとするのです。
そのため老廃物が体の外に出ていかず、むくみとなります。
味付けの濃いものや、ジャンクフードなどは塩分が多く使われているので食べ過ぎに注意です。
砂糖の摂りすぎも同じで、血液がドロドロになる原因になるので気をつけましょう。
水太りが解消するとダイエットにもつながる
水太りが解消すると、体の代謝が良くなるのでダイエットにもつながります。
むくみにくい体は痩せやすくなるのです。
また見た目もスッキリとし、体の中も軽く感じます。
水太りを防ぐには規則正しい生活習慣が大事
水太りの原因は運動不足や不規則な生活にあります。
- 体を冷やさない
- 塩分や糖分を摂りすぎない
- 適度な運動をする
毎日の生活を見直し、規則正しい生活を心がけることで水太りになりにくい体を目指しましょう。
ダイエット中こそ水分補給はしっかりと
ダイエット中でもしっかりと水分を摂ることが大事です。
水分を摂らないと熱中症になったり、脱水症状になります。
また、水分が不足すると血がドロドロになり血流が悪くなります。
血液は老廃物を体の外に運んでくれる大事な役割をしています。
その血液がドロドロになると、体の中の老廃物が外に排出されません。水分補給はとても大切なことなのです。
水分補給の際は甘い飲み物やカフェインの入ったものは控え、水を飲むようにしましょう。
<控えた方がいい飲み物>
- ジュース
- 炭酸飲料
- カフェインの入ったもの
- 清涼飲料水
砂糖や人工甘味料がたくさん入ったものは、血液がドロドロになる原因です。
また、摂取カロリーも増えるのでダイエットには不向きです。
カフェインが入った飲み物は利尿作用があるので、飲みすぎると体に必要な水分も体外に出てしまう可能性があるので注意しましょう。
水太りを解消して理想の体に
水太りは水分の摂りすぎで太るということではありません。体の中に老廃物が溜まり、むくみになることを言います。
女性は水太りになりやすい体質なので注意が必要です。
むくみが慢性化することで痩せにくい体になってしまいます。
ダイエット中はもちろん、日々の生活の中でもむくみは大敵です。
体の中に老廃物が溜まると、疲れやすくなったり体が重くなったりといいことがありません。
水太りを解消するには体の代謝を良くすることが大切です。
まずは生活習慣を見直し、出来ることから始めてみましょう。
特に水分補給はしっかりと。
水分不足にならないように、こまめに飲むことを意識してください。
水太りが解消すると見た目がスッキリするだけでなく、体の中までキレイになれます。