靴の雨対策はしていますか?
傘やカッパを使用しても、靴の雨対策をしていないと足元が濡れてしまいます。
普段履いてる靴は防水性がないものがほとんど。
朝の通勤や通学時に靴が濡れてしまうと、濡れた靴で一日を過ごさなければいけません。
靴の中に雨が侵入すると、靴下まで濡れてしまいます。
濡れたまま放置すると、蒸れや臭いの原因にもなり不快感はマックス。
快適な一日を過ごすには、足元までしっかりと雨対策をすることが大切です。
撥水・防水・完全防水の違いを理解すると、用途に合わせた靴選びができます。
雨の日の外出も快適に過ごすことができるでしょう。
撥水・防水・完全防水の違いとは?それぞれ効果が異なるものだった
雨対策の靴には、撥水・防水・完全防水と種類があります。
これらの違いを知っていますか?
実はそれぞれ効果が違います。
撥水は水を弾き、防水は水を防ぐというように意味があるのです。
撥水・防水・完全防水の違いを知ることで、雨の状況に合わせた靴を選ぶことができます。
撥水は水を弾くが防水ではない
撥水(はっすい)とは、水を弾くという意味です。
生地の表面などに撥水加工のコーティングをすることで水を弾きます。
撥水加工をしている靴だと、雨の水が当たると水滴になり表面をコロコロと弾くのです。
これが撥水の効果と言えます。
しかし、撥水は防水ではありません。
撥水は生地にコーティングをしているだけなので、長時間雨や水に濡れていると耐久性が落ちます。
耐久性が落ちると水を弾かなくなり、生地の中に水が染み込んでしまう可能性があるのです。
撥水加工の靴は、雨の量が多い日や長時間雨にさらされる日には不向きと言えるでしょう。
防水は水を防ぐが完全防水ということではない
防水とはその名のとおり水を防ぐという意味です。
防水加工の靴は、生地に水を通さない素材を使っています。
防水と言っても生地全てに防水素材を使っているということではありません。
靴底の部分だけが防水といったものも多くあります。
また、防水の時間や高さの制限がある靴もあるのでしっかりと確認が必要です。
例えば『防水4時間、高さ6cm』という靴は、地面から6cmまでの高さ・防水時間は4時間という意味。
この場合、6cm以上の水たまりなどに入ると水が靴の中に浸入してしまいます。
防水時間が4時間というのは、4時間以上ずっと雨や水にさらされていると靴の中に水が浸入してしまう可能性があるという意味です。
完全防水は水を全く通さないという意味
完全防水は、全く水を通さないという意味です。
靴全体の素材に防水加工のものを使っているため水が入ってきません。
ゴム製のレインブーツは生地全体がゴムで出来ているので完全防水の靴です。
靴の雨対策はさまざま~用途に合わせた靴を選ぼう~
雨の日の靴と言ってもその対策はさまざま。
細かい雨・大雨・これから雨が降りそうなど雨の量で選ぶ靴も変わってきます。
また、雨の中を長時間歩くのか、短時間しか歩かないのかという点も重要です。
通勤や通学などに利用する場合は、制服やスーツに合う靴を選ぶことで違和感のないスタイルになります。
用途に合わせた靴を選ぶことが大切なのです。
長時間歩く場合は完全防水の靴で雨を防ぐ
雨の中を長時間歩く場合は、完全防水の靴がおすすめです。
撥水加工や防水の靴では長時間歩くと水が浸入してしまう可能性があります。
足元を絶対濡らしたくないという人は、完全防水の靴を履いて対策をしましょう。
完全防水の靴だと水の侵入を防げるので安心です。
通勤や通学には撥水加工や防水加工の靴だと歩きやすい
通勤や通学には撥水加工や防水加工の靴がおすすめです。
制服やスーツにレインブーツを合わせると、見た目にも違和感があり少し不格好なスタイルになります。
レインシューズや防水スニーカーだと制服やスーツにも馴染むので、違和感なく履けるでしょう。
防水スプレーをすると手持ちの靴も防水加工になる
雨の日用の靴がないという場合には、防水スプレーが大活躍。
手持ちの靴に防水スプレーをするだけで水を弾いてくれる効果があります。
ただし、防水スプレーは粒子でコーティングをしているだけなので使い続けていると耐久性が落ちるので注意が必要です。
使う時に毎回スプレーをしないといけないという手間がかかるので面倒に感じる人もいるでしょう。
防水スプレーにはフッ素系とシリコン系の2種類のタイプががある
防水スプレーの種類は2種類あります。
フッ素系
フッ素系の防水スプレーは、繊維1本1本にフッ素樹脂が浸透します。
通気性があるので、靴や衣類・革製品にも使えるのがフッ素系の防水スプレーです。
フッ素系の防水スプレーは、水だけでなく油を弾く効果もあります。
スニーカーや革靴などにかけることで、泥汚れも防ぐことができるのがメリットです。
シリコン系
シリコン系の防水スプレーはシリコン樹脂をコーティングして水を弾きます。
撥水性が高いことが特徴。
しかし、通気性が低いので衣類や革製品にかけるのは不向きです。
傘やレインコートなど通気性の必要がないものには適しているでしょう。
防水スプレーの持続期間
防水スプレーは、かけたら永久的に効果が持続するわけではありません。
持続期間は長くても1週間程度です。
短いものだと1~2日程度。
雨に濡れなくても、時間の経過とともに効果は薄くなっていきます。
雨が降っている時や降りそうな時など、濡れたくない時に毎回かけることがおすすめです。
レインブーツやレインシューズ・防水スニーカーのメリット・デメリット
レインブーツやレインシューズ・防水スニーカーは雨の日対策の靴として大活躍します。
それぞれのメリット・デメリットを把握しましょう。
レインブーツは激しい雨を防ぐだけでなく防寒対策にもなる
レインブーツは激しい雨を防ぐだけでなく防寒対策にもなります。
防風性にも優れているので防寒対策にもなるのがレインブーツです。
しかし、通気性が悪いので蒸れやすいというのがデメリット。
レインブーツのメリット
・激しい雨や水たまりでも水の侵入を防ぐことができる
・水だけでなく風も防げるので防寒対策にもなる
・長時間歩いても水が浸入しない
レインブーツのデメリット
・ビジネススーツには合わせにくい
・通気性はないので蒸れやすい
・細かいサイズ調整はできない
レインシューズや防水スニーカーは雨の日だけでなく普段使いもできる
レインシューズや防水スニーカーは、普通の靴と見た目もあまり変わらないのが特徴です。
そのため、晴れの日に履いていても違和感がありません。
これから雨が降るかもしれないという日には、レインシューズや防水スニーカーを履いて雨対策をすることもおすすめです。
レインシューズや防水スニーカーのメリット
・蒸れにくい
・普段使いの靴と見た目があまり変わらないので晴れの日にも履ける
・スニーカーのようにサイズ調整ができるので足にフィットする靴が選べる
・色々な種類があるのでファッションにも合わせやすい
レインシューズや防水スニーカーのデメリット
・レインブーツより耐久性はない
・撥水や防水加工のものが多いので、大雨の日には不向き
雨の日対策にはワークマンやゴアテックスの靴が防水機能が高いのでオススメ
ワークマンは雨の日対策用の商品がたくさん売られています。
防水性の機能に優れた商品もリーズナブルな値段で購入することができるのが魅力です。
ゴアテックスはアメリカで製造開発された防水浸透性素材。
防水性・浸透性・防風性に優れているのが特徴です。
値段は少し高めですが、その機能性は抜群です。
ワークマンは作業服専門店なので機能性が高くオシャレ
ワークマンは職人のための作業服専門店のため、機能性が高いのが特徴です。
近年は女性をターゲットにした商品も開発されているため、オシャレな商品も増えてきています。
そのため、機能性が高くオシャレな靴が手に入ります。
雨の日でも足元のオシャレはしたいけど、機能性も重視したいという人にはワークマンの靴はおすすめです。
ゴアテックスは防水性・浸透性・防風性に優れている
ゴアテックスは、防水性・浸透性・防風性に優れた素材です。
また防水浸透という水を通さないのに蒸れにくいという特徴も持っています。
防水機能は優れていても蒸れやすいと不快感がありますが、ゴアテックスはそんな心配がありません。
雨の日にピッタリの靴と言えます。
アサヒ トップドライのレインシューズは、ゴアテックスファブリクスを搭載しています。
濡れにくい・蒸れにくい・滑りにくいという特徴を持った靴は雨の日に最適。
見た目もシックでオシャレなので、普段使いの靴としても使用できます。
ミズノのウォーキングシューズは長距離を歩くのにおすすめの靴です。ゴアテックスを搭載し、防水性を持ち合わせた靴は雨の日対策にピッタリ。
スーツや普段着などどんな服にも合わせることができます。
雨の日に履く靴は用途に合わせて選んでみよう
雨の日対策には雨を防ぐ靴がおすすめ。
雨対策用の靴には撥水・防水・完全防水とあり、それぞれ効果が違います。
晴れの日に履いても違和感のないものや、ファッションに合う雨対策用の靴もありその種類はさまざま。
通勤・通学に使うのか、長時間歩くのかでも選ぶ素材は変わります。
細かい雨の日や大雨の日など、雨の量によっても使い分けができると便利です。
また、機能性が高くリーズナブルのものや、防水機能に優れていて蒸れにくいという特徴を持った靴もあります。
それぞれの特徴を理解して雨対策用の靴を選ぶといいでしょう。
服に合わせてレインブーツやレインシューズを選ぶと、オシャレとしても楽しめます。
雨の日のお出かけが楽しくなるような対策をして、快適に過ごしましょう。