サウナ入門術!「ととのう」で話題の水風呂の効果、効能を徹底検証!!

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サ活において重要なのは、サウナルームでたっぷり汗を流すことだけだと思っている人もいるでしょう。またそのような行為を、よく聞く「ととのう」状態だと思っている人もいるかもしれません。

しかし、快適なサ活を達成するためには、汗をかいたあとの水風呂も大事なポイントなのです。

今回は、サ活において重要な要素である水風呂や、サ活における「ととのう」ということについて詳しく解説しましょう。

目次

話題の「サ活」は、ただ汗をかくだけじゃない?

ロウ流セット

今流行している「サ活」とは、サウナに行ってただ汗をかいて終了という単純なものではありません。サ活で重要なのは、以下の3つの作業です。

  • サウナで汗を流す
  • 水風呂
  • 外気浴(休養)

この3つを繰り返して、いわゆる「ととのう」と呼ばれる状態にまで持っていくのがサ活なのです。大量の汗を流せば体調も良好になり、さらにゆっくりと身体を休ませれば、フィジカル面だけでなくメンタル面もリラックスできます。

このような状態になれば、自律神経も落ち着きホルモンの分泌も活発になり、心身ともに多幸感が到来するでしょう。

このように、サ活で普段の生活で蓄積された心身の疲労を取り除き、本当の意味でのリラックス状態に到達することが「ととのう」と呼ばれる状態です。

この「ととのう」という状態に到達するためには、汗を流すだけでなく、外気浴と水風呂が不可欠といえます。

水風呂ってどんな効果があるの?

水

サ活で「ととのう」ために必要な水風呂とは、いったいどのような効果があるのでしょうか。具体的な効果について紹介しましょう。

血管の拡張と伸縮による「血行促進」

サウナで汗をかいたあとに水風呂に入るのは、火照った身体をクールダウンさせるためでもありますが、目的はそれだけではありません。

身体をあたためる→冷やすという行為を繰り返すと血管の拡張・伸縮が活発になり、その結果起きるのが、血行促進です。

血液は血中に含まれる成分を身体中に行き渡らせる役割をします。血行が良好になれば、それだけ血中の栄養素や酸素も確実に身体中に行き渡り、それが疲労回復のスピードを早めるのです。

また、血液が身体の細部にまで行き渡らないために起こる冷え性・免疫力低下も、水風呂によって改善が期待できます。

体温低下による「脂肪燃焼」の促進

脂肪

水風呂に入ると脂肪燃焼が促進されて、ダイエット効果も期待できます。人間の身体は急激に冷えると、カロリーを消費して脂肪を燃焼させます。それにより、身体をあたためて一定の体温をキープする仕組みになっているのです。

余分な脂肪が多い人は、水風呂で身体を冷やすことによって脂肪の減少が期待できるかもしれません。

新陳代謝促進による「美肌効果」

水風呂は、肌荒れや肌のシワ・たるみを改善する美肌効果も考えられます。血管の拡張・伸縮が活発になると、新陳代謝も促進されて、体内の老廃物が出て肌の健康状態も良好になるでしょう。

また、水風呂で身体を冷やすと毛穴も引き締まる効果があります。毛穴は加齢やストレスによって開きっぱなしになる仕組みです。この状態が続くと毛穴に皮脂や汚れがたまりやすくなり、肌荒れやシミの原因になります。しかし水風呂で毛穴を引き締めることで汚れ詰まりを軽減できるでしょう。

水による「リラックス効果」

relax

水風呂の効果はメンタル面にも影響を与えてリラックス効果が出ます。リラックスによって得られるメリットは以下の通りです。

・自律神経の安定

リラックスすると自律神経も安定します。自律神経は、人間の活動における重要な2つの神経によって成り立っている組織です。

日中の活動期には交感神経が、夜の就寝時間には副交感神経が働きます。この2つの神経は、健康面・メンタル面が不調の場合、正常に交換しにくくなり、日中に眠たくなる・夜中でも不眠になるなどの弊害が生じてしまうのです。

水風呂に入れば、血流も良好になり健康面の不調も改善が期待できます。また、自律神経へ指令を出す場所で、ストレスがたまると正常に働かなくなる脳の視床下部にも好影響があるといえます。

・ホルモンバランスの安定

リラックスした状態が続きストレスが軽減されると、脳の​視床下部の状態も安定します。視床下部​​はホルモン分泌の指令を出す場所なので、ホルモン分泌が活性化されて体調も良好になることが期待できます。

・質の高い睡眠

リラックスして自律神経が安定すると、深い眠りにつけます。自律神経の一つである副交感神経の活動が不調になると発生するのが、夜になって布団に入っても眠れない不眠症です。

満足した睡眠をとっていないと日中に思うような活動ができず、さまざまな弊害をもたらすでしょう。水風呂によってリラックスできるとぐっすりと深く眠れる質の高い睡眠が実現するといえます。

質の高い「サ活」を送るポイントとは

ポイント

サ活における水風呂の重要性について説明しましたが、水風呂だけでは本当のサ活とはいえません。では、「ととのう」状態に達するためには、どのようなサ活を行えばいいのでしょうか。サ活における大事なポイントについて、詳しく説明しましょう。

正しい手順で水風呂に入る

サ活は、サウナと水風呂という極端な温度差で身体に刺激を与えることによって、心身ともに活性化を導く作業です。

しかし、ただ「サウナで汗を流す→水風呂」という単純な流れでは、急激な温度差で身体に負担がかかり過ぎます。

サウナから水風呂に入る前に「水分補給をする」「水風呂に肩まで浸かる前に水を身体に浴びせて身体を慣らす」などの作業をしましょう。

また、水風呂から出たら外気浴(休養)をして、しっかりと身体を休ませることも大事です。

マナーを守る

ルール

サウナはいうまでもなく他のお客さんも使用している共同の施設です。サウナのような裸で汗をかく場所では、衛生面の徹底とマナーが重要とされています。マナーを守らずに自分勝手な行動をすれば他の客の迷惑となり、それが原因でトラブルの原因にもなるでしょう。

そのため、以下のような点を重視しましょう。

  • 順番を守る
  • 水風呂、お風呂に入る前に汗を水で流す
  • 水風呂のあとに外気浴やサウナを利用する場合は、水で濡れた身体を拭く
  • 水風呂では大人しく入る(飛び込んだりしない)

ルールを守って、快適なサ活を行いましょう。

自分に合う水温を知っておく

サウナ施設にはある水風呂は、温度差のある水風呂が複数用意されている場合もあります。

低い温度であればあるほど身体を刺激しますが、あまりにも冷たいと身体に負荷がかかり過ぎる場合もあります。

自分にはどれくらいの温度がいいのか、いくつかの水風呂に入って最も気持ちの良い水風呂を見つけましょう。

こんな人はサ活は逆効果

ストップ標識

心身ともに良い影響をもたらすサ活ですが、なかには身体に負担がかかるためサ活が向いていない人もいます。サ活をしてはいけないタイプを次より紹介しましょう。

高血圧の人

高血圧

高血圧の人が水風呂に入ると、血管が刺激されてさらに血圧が上昇します。脳梗塞や心筋梗塞が発病する危険性もあるので、水風呂は控えてぬるめのお風呂に入る、または水風呂自体を避けるようにしましょう。

妊娠中の人

妊婦さんも水風呂は避けましょう。血圧の上昇、体への刺激はお腹の子どもにも負荷がかかるので、極端に冷たい水風呂や長時間のサウナ利用は避けた方が無難です。

食後やアルコールを摂取した人

食事のあとやアルコール摂取後に水風呂に入るのもやめましょう。食後は消化活動で胃腸に血液が集中している状態です。

この状態で水風呂に入ると、食後の場合は血液が分散して消化不良に、飲酒後の場合は急に血圧が上昇して身体に負荷がかかるなどの弊害が起きます。

食後の場合は胃腸が落ち着く食後1〜2時間後ほど過ぎてから、飲酒後は控えたほうがいいでしょう。

「ととのう」ためのポイントを知って、正しいサ活を送ろう!

ラスト

サ活における「ととのう」とは、普段の生活では味わえない多幸感に包まれるので、病みつきになっている人が急増しています。

極上の「ととのう」を実現したい場合、水風呂の存在も欠かせません。この記事を参考にして、正しい水風呂の入り方を覚えておきましょう。

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