シリカ水には、体にとって欠かすことのできないミネラルが豊富に含まれています。
シリカには2種類あり、有害と呼ばれる“結晶性シリカ”と、体内に取り入れることのできる安全な“水溶性シリカ”があります。安心できるシリカ水を飲んで、毎日の健康維持と美容コンディションを整えていきましょう。
シリカ水には健康的な生活を送る上で欠かせない効果がたくさんあります。選び方のポイントや毒性についても解説していきます。
シリカとは?いわれるミネラルの一種「ケイ素」
シリカとは「ケイ素」ともいわれるミネラルの一種です。地球上で存在している物質の中では酸素の次に多く、土や岩などに含まれています。人間の体内にも約18g含まれており、老化や酸化を防ぐ働きをしています。
髪の毛や皮膚、臓器などの全ての組織に関わっているとても大切な成分で健康には欠かすことができません。しかし、体内に蓄えられたシリカは年齢とともに減少していきます。減少してしまっても、自らもう一度作ることはできないため、外から摂取しなければならないのです。
シリカには「結晶性シリカ」と「水溶性シリカ(非結晶性シリカ)」の2種類があります。
結晶性シリカは、健康に害を及ぼす可能性があるために体内に入れてはいけないシリカです。しかし、水溶性シリカは安全性が証明されているので、安心して取り入れることができます。
シリカ水の効果は?健康や美容に注目!
シリカ水を摂取することで期待できる効果はひとつではありません。健康面や美容面に対してさまざまな効果が期待できます。
効果を実感できる期間としては、1ヶ月から2ヶ月程度です。急には現れませんが、飲み続けていくことで少しずつ効果を実感できます。
お肌のターンオーバーは約1ヶ月かかることや、体内の内臓機能の向上などを考えると最低でも1ヶ月以上は飲み続けることが必要でしょう。
骨や爪、髪の毛などを丈夫にする
シリカ水を飲むことで、骨や爪、髪の毛などを丈夫にすることが期待できます。なぜなら、エラスチンやコラーゲンなどの組織や繊維を繋いでくれる働きがあるからです。
さらに、カルシウムを骨に吸収させる働きも持っているので、骨密度も高めてくれます。
健康な骨や関節を保つためには、カルシウムだけでなくコラーゲンも必要となります。コラーゲンは爪や髪の毛などを丈夫にしてくれる働きもあるだけでなく、骨も強くしてくれる重要な成分です。
体内でシリカが不足してしまうと、
- 骨がもろくなる
- 爪がすぐに割れる
- 髪がパサつく
などの症状が出はじめます。
お肌の弾力を保つ
シリカは、お肌の弾力に欠かせない体の中のコラーゲンを増やす働きを持っています。
コラーゲンが不足すると、お肌が乾燥してシワが増える原因になります。シリカを摂取することで、コラーゲンを補い乾燥を防いでくれるのです。
シリカ水を飲み続けていくうちに、乾燥しない弾力のあるお肌に近づきます。シワの予防や改善だけでなく、プルプルのお肌を目指すのであれば、シリカ水を積極的に摂取するとよいでしょう。
血管を健康に保つ
シリカの働きには、血管をきれいにする作用があります。シリカは抗酸化作用が非常に高いので、血液をサラサラにして動脈硬化などの病気を防ぐことに繋がるのです。
また、血管をきれいにするだけでなく、血管自体の弾力を高めてくれるので高血圧の予防にも効果が期待できます。シリカを摂取して、加齢とともに衰える血管年齢を加速させないようにしましょう。
デトックス作用がある
シリカには有害物質を排出するデトックス作用があります。
私たちの日常生活では、知らないうちに重金属などの有害物質を体内に取り込んでしまっています。尿や汗などで有害物質を排出できるようになっていますが、ストレスや不規則な生活習慣だとその機能が衰えて排出できずに溜まってしまうことがあるのです。
シリカには、こうして蓄積された有害物質を排出する働きも持っています。生活習慣を整えるだけでなく、シリカ水で手軽にデトックスすることも可能です。
シリカ水の安全性は?
水溶性のシリカは、安心して摂取することができます。
食品衛生法でも水溶性シリカは『人の健康を損なう恐れのないことが明らかである』とされています。安全性がしっかりと認められているので安心です。
1日の摂取量の目安
厚生労働省などで、シリカの1日あたりの摂取量の目安に明確な規定はありません。そのため、1日の消費量を基準として考えるとよいでしょう。
成人の場合、1日あたり10〜40mgほど消費されるといわれているので、40mg以上のシリカ摂取を目指しましょう。
下痢などの副作用が心配
シリカ自体が原因で下痢などの症状を引き起こすのではありません。
よくいわれている副作用は、シリカ水を飲むと下痢になるという噂です。これは、シリカ水に多く含まれているマグネシウムが原因といわれています。
マグネシウムは整腸剤などによく使用されており、摂取量が多くなってしまうとお腹が緩くなってしまうのです。
シリカ水の選び方
シリカ水にはたくさんの種類があり、どのシリカ水を選べばいいかわからない方が多いのではないでしょうか。
シリカやマグネシウムの含有量や、軟水・硬水で飲みやすさなどにそれぞれ違いがあります。
シリカの含有量を確認
まずはシリカの含有量を確認しましょう。1日あたりの体内あから消費されるシリカの量は10〜40mgなので、消費分を補えるくらいの含有量があれば十分です。
シリカ水に含まれているシリカの量は、だいたい1ℓあたり50〜100mgです。500mlのペットボトル1本〜2本程度なので、毎日無理なく続けられる量です。
飲みやすさは硬度をチェック
硬水は少しクセを感じる方が多いので、初めてシリカ水を飲まれる方は軟水を選ぶと良いでしょう。
水には「硬度」と呼ばれるカルシウムとマグネシウムの合計含有量の指標があります。硬度が低いと「軟水」、硬度が高いと「硬水」と呼ばれます。
軟水はまろやかで飲みやすいのが特徴で、硬水はしっかりとした飲みごたえがありミネラルがとても豊富です。
飲みやすさや好みは異なるので、色々試してみて自分に合った硬度を選ぶようにしましょう。
アルカリ性はph値7〜8がおすすめ
人体のアルカリ性はph値7.4くらいだといわれているため、体の作りに近い「ph値7〜8」くらいのシリカ水を選ぶようにしましょう。
シリカ水を選ぶ際は、アルカリ性の確認もとても大切です。なぜならPh値が近いと体内の血液に馴染みやすとされているからです。
シリカ水自体、体内への吸収率が良いものがほとんどですが、購入する際には成分表でしっかりとチェックするようにしましょう。
安全性が高いものを選ぶ
シリカ水を購入する際は、安全性が高いものを選ぶようにしましょう。
シリカ水はたくさんのメーカーが販売しており、それぞれ品質の管理を徹底しています。実際の採水過程や、管理の方法などもホームページ上でしっかりと明記されていることが多いです。
しかし、中にはシリカが含まれていないのにシリカ水と謳ったり、シリカ以外の成分で危険なものが入っていたりする商品も少なからず存在します。ホームページの確認はもちろんのこと、ネットの口コミなども参考にしてから購入するようにしましょう。
シリカ水は水溶性を選ぶと安心
シリカ水は「水溶性シリカ」を選ぶと安心です。水溶性シリカは、体のさまざまな器官を作る大切な成分のひとつです。
シリカ水はたくさんのメーカーが販売しており、それぞれでシリカやマグネシウムなどの成分含有量に違いがあります。さらに、軟水・硬水で飲みやすさも異なります。
シリカ水を選ぶ際は「水溶性シリカ」であることを確認するだけでなく、そのほかの成分もしっかりと確認するようにしましょう。
毎日消費してしまうミネラルを、安全で安心なシリカ水で補い、健康や美容に役立てていきましょう。